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日焼け後の正しいアフターケア方法|そもそも日焼けとは?

日焼け後の正しいアフターケア方法|そもそも日焼けとは?

日焼け対策を怠ったり、紫外線を多く浴びてしまったりした場合、なるべく早めにアフターケアを行うことが重要です。日焼け後のアフターケアを怠ると、肌の炎症や乾燥が悪化し、肌のダメージが長期間にわたって残る可能性があります。

この記事では、日焼け後のアフターケアの重要性や具体的なケア方法などについて紹介します。日焼け予防を忘れてしまった方はもちろん、日焼け止めを塗った方でも、夏場に長く外にいれば少なからず日焼けはしてしまうので、ぜひ参考にしてみてください。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

 

そもそも日焼けとはどんな状態?

日焼けとは、紫外線によって引き起こされる皮膚の反応であり、皮膚の炎症や色素沈着を引き起こす現象です。日焼けの症状や程度は、個人の肌質や浴びた紫外線の量によって異なります。紫外線を浴びると、肌のメラノサイトが活動を活発化させ、メラニンを大量に生成して肌を保護しようとします。これが日焼けの基本的なメカニズムです。

日焼けの原因となる紫外線は、大きく分けてUVAとUVBの2種類があります。UVAは肌の奥深くまで影響を与え、UVBは肌の表面に強いダメージを与えるのが特徴です。

また、日焼けにもサンバーンとサンタンの2種類があります。サンバーンはUVBによって引き起こされる肌の炎症で、赤みや痛みが特徴的です。サンタンはUVAによるもので、肌の色が褐色に変化します。紫外線を浴びるとメラニンの生成が始まり、ターンオーバーとともに徐々に排出されますが、シミの原因にもなり得ます。

紫外線の浴びすぎは、皮膚の加齢やシミ、しわの形成、さらには皮膚がんのリスクを高めるため、適切な対策が重要です。一方で、紫外線を適度に浴びることはビタミンDの生成にも必要なので、肌へのダメージを考慮して適切な紫外線対策を行うことが大切です。

 

日焼け後は早期のケアが大切

日焼けをした後の早期ケアが重要である理由は、紫外線による肌へのダメージを最小限に抑え、長期的な肌トラブルを防ぐためです。紫外線は肌に対してさまざまな影響を与えるため、日焼け後の肌はもろい状態です。また、紫外線は肌の表面だけでなく、深部の組織にまで到達し、そこでコラーゲンやエラスチンといった重要な構造タンパク質を破壊することがあります。これが肌の老化、特に「光老化」を加速させる原因となります。

日焼け直後の肌は炎症を起こしているため、冷却や保湿によるケアで肌の炎症を鎮め、修復をサポートすることが重要です。また、早期のケアによって、肌のターンオーバーを正常化し、シミやしわの形成を予防できます。

このように、日焼け後の肌は非常にデリケートであるため、将来的な肌の健康を保つためにも、適切なアフターケアを行うことが大切です。

 

日焼け後の顔のケア方法

続いて、日焼けをしてしまった際の顔のアフターケアについて、具体的に紹介します。日焼けによるダメージを最小限に抑え、肌をいち早く回復させるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

 

肌を冷やす

日焼け後に肌をしっかりと冷やすことは、日焼けによる肌のダメージを軽減する上で非常に重要です。日焼けによって皮膚は軽いやけどのような状態になり、炎症反応を起こしています。肌のほてりや赤み、熱感を抑えることで、炎症の進行を防ぎ、肌の修復を促進できます。特に肌が赤みを帯びていたり、ヒリヒリとした痛みやほてりを感じたりする場合は、症状のある場所を冷やして熱を抑えることが効果的です。

肌を冷やす際の効果的な方法には、流水で冷やす、濡れタオルで冷やす、氷や保冷剤で冷やす、ミネラルウォーターをスプレーするなどがあります。日焼けした部位に直接冷たい刺激を与えることで、熱を取り除き、炎症を鎮めましょう。

ただし氷や保冷剤で冷やす場合は、直接肌に当てると強い刺激になる恐れがあるため、タオルに包んで使用することが推奨されます。また、洗顔は摩擦による刺激を避けるため、いつも以上に優しく行うことが大切です。

 

肌をしっかり保湿する

日焼け後の顔のケアで最も重要なことの1つは、肌をしっかりと保湿することです。

日焼けによって肌は乾燥し、敏感な状態になっています。そのため、肌の潤いを補い、肌のバリア機能をサポートすることが必要です。日焼け後のデリケートな肌には、敏感肌用のスキンケア製品が適しています。反対に、アルコールが含まれる製品など刺激の強い化粧品は避けたほうがよいでしょう。肌の赤みが落ち着くまでは、シンプルなスキンケアルーティーンにとどめ、化粧水と乳液(またはクリーム)での保湿をベースとすることをおすすめします。

また、日焼け止めを塗っている場合は、日焼け止めをしっかりと洗い流してから保湿を行います。

保湿する際は肌を刺激しないように、手のひらで優しく塗り広げるようにしましょう。適量を使用し、肌に十分な水分を行き渡らせることが大切です。

 

ビタミンを摂取する

ビタミンCはメラニンの生成を抑え、すでに生成されたメラニン色素を薄くする効果があると言われています。そのため、日焼けによる肌トラブルを軽減するのに役立つでしょう。ビタミンCは肌に直接塗布することも効果的ですが、日焼け直後の肌には刺激になる恐れがあるため、日焼けした直後は体の内側からのケアが推奨されます。

また、ビタミンAは肌の修復や再生を助けるため、日焼け後のケアには緑黄色野菜などを通じてのビタミンAの摂取も効果的です。補助的に、サプリメントを活用するのもよいでしょう。

 

日焼け後の体のケア方法

腕や脚、デコルテ、背中など広範囲に及ぶ日焼けに対しても、まずは冷却と保湿が重要なポイントです。日焼けによって肌は炎症を起こしており、この状態を速やかに鎮めるためには、冷水シャワーや水風呂で体を冷やすことが効果的です。これにより、肌の炎症やほてりを軽減し、ダメージの回復を促進できます。

冷却した後のステップとして、肌に十分な保湿を行うことが不可欠です。日焼けにより失われた肌の水分を補充し、乾燥から守りましょう。塗り広げやすいミルクタイプやローションタイプの保湿アイテムの使用が適しています。保湿する際は、塗り残しがないように、十分な量を使用し、全体に均一になじませることが大切です。

また、日焼けした肌は非常にデリケートなので、刺激を避けるためにも、シャワー時のスポンジやスクラブの使用は控えることが望ましいです。

 

日焼け後の髪・頭皮のケア方法

日焼け後は、顔や体だけでなく、髪と頭皮のケアも行うことが大切です。日焼けによる髪や頭皮の炎症を抑え、ダメージを回復させるためにも、以下の手順でアフターケアを行ってみましょう。

1 頭皮を冷やす
日焼けによって引き起こされた炎症を鎮めるため、まずは頭皮を冷やします。冷水で濡らしたタオルを頭皮全体に当てることで、熱を抑えられます。
2 保湿する
炎症が落ち着いたら、アルコール成分を含まない低刺激のローションを使用して頭皮に潤いを補給します。乾燥を防ぎ、頭皮のバリア機能をサポートするために重要です。
3 優しいシャンプーで洗う
炎症が収まった後、頭皮に優しいアミノ酸系などの低刺激シャンプーを使って洗います。頭皮を擦らないように優しく洗いましょう。
4 ぬるま湯ですすぐ
シャンプーやコンディショナーの残留物も頭皮への刺激になるため、たっぷりのぬるま湯で丁寧にすすぎます。
5 ドライヤーで乾かす
ドライヤーを使用する際は、頭皮に直接熱が当たらないように注意して、20~30cm離して風を当てます。冷風を併用することも効果的です。
6 再度、保湿する
頭皮用のローションを再度使って、シャンプーやドライヤーで失われた水分を補いましょう。丁寧に保湿することで、頭皮の負担を軽減できます。

このようなケアを行うことで、紫外線によってダメージを受けた髪と頭皮を適切にケアし、回復を助けることができるでしょう。

 

日焼け後の肌は迅速かつ適切な対処をしよう

日焼け後のアフターケアでは、まずは肌を冷やして炎症を鎮めることが重要です。冷たいシャワーまたは冷水で濡らしたタオルなどを使用し、日焼けした部分を優しく冷却します。その後、肌をしっかりと保湿しましょう。低刺激の化粧水や乳液、クリームを使用して、日焼けによる乾燥を防ぎます。日焼けで敏感になった肌には、アルコールフリーの製品が適しています。

さらに、ビタミンCやAを豊富に含む食品を摂取すれば、体の内側からもケアができ、肌の修復をサポートすることが可能です。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

経歴
・元大手美容クリニック大型院 院長
・サラクラアズクリニック 技術指導医
・AND美容外科心斎橋院 院長
・「サイ先生の糸リフト塾」 代表・講師

所属
・韓国美容外科医学会 (KAAS)
・日本美容外科学会 (JSAS)

アンチエイジング・たるみ治療のスペシャリスト。
特にミドル世代からの支持が厚くファンも多い。
得意施術の「糸リフト」は症例件数10,000件以上(西日本 1位)、ベストショットアワードなど数々の賞を受賞。複数の美容クリニックで院長・技術指導医・監修医を兼任する傍ら、糸リフト実践セミナー講師として全国の美容ドクターの技術指導に携わる。

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