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毛穴の黒ずみに悩む人向けのケア方法|NGケアも紹介

毛穴の黒ずみに悩む人向けのケア方法|NGケアも紹介

肌の新陳代謝によって常に新しい細胞が生まれ、古い細胞は角質として自然に剥がれ落ちます。しかし、新陳代謝のプロセスが乱れると古い角質が肌表面に残り、毛穴を塞ぐ原因となります。

毛穴の黒ずみは、主に皮脂や角質、外部からの汚れが毛穴に詰まり、それが酸化することによって引き起こされる現象です。皮脂腺から分泌される皮脂は肌を保護し、うるおいを保つ役割がありますが、過剰に分泌されると毛穴に溜まりやすくなります。

当記事では、毛穴の黒ずみに悩む人に向けて、毛穴の黒ずみのケア方法などを詳しく解説します。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

 

毛穴の黒ずみの原因は?

毛穴の黒ずみは、皮脂や角質の詰まり、酸化、影による目立ちなど複数の要因によって引き起こされます。具体的には、以下のように毛穴の黒ずみにはいくつかのタイプがあります。

黒い角栓タイプ
  • 毛穴に詰まった皮脂や角質が酸化し、黒く見えることが特徴です。
  • 皮脂の過剰分泌や不適切なスキンケアにより、毛穴に皮脂や汚れが詰まりやすくなり、それが空気に触れることで酸化し、黒く変色します。
メラニンタイプ
  • メラニンタイプの黒ずみは、肌が外部の刺激に反応してメラニン色素を過剰に生成し、その結果、毛穴の周囲が黒く見えることに由来しています。
  • 紫外線への露出や肌への物理的な刺激が、メラニンの過剰生成を促すことがあります。
産毛タイプ
  • 毛穴の黒ずみが産毛によるものである場合、毛穴に生えた細い毛が、毛穴の開口部で影を作り、黒く見えることがあります。
  • 特に、毛が濃い部分ではこの影が目立ちやすくなります。
開き(ひらき)タイプ
  • 開きタイプの黒ずみは、皮脂の過剰分泌や肌の弾力の低下によって毛穴が開いてしまい、その影によって黒く見えるケースです。
クレータータイプ
  • クレータータイプの黒ずみは、ニキビやその他の炎症後に毛穴の周囲の肌が凹んでしまい、影ができることで黒ずんで見えるタイプです。 このタイプは、肌の凹凸によるもので、毛穴そのものの黒ずみとは異なります。

特にTゾーンや小鼻に見られる黒ずみの多くは、過剰な皮脂分泌とスキンケア不足が原因です。皮脂や古い角質が毛穴に詰まり、角栓を形成し、これが酸化することで黒ずんで見えます。また、乾燥による皮脂の過剰分泌や洗顔不足が黒ずみを悪化させることがあります。

一方、頬の黒ずみは、毛穴の開きが影を作り黒く見えることが原因のことも多いです。この影は、毛穴が開いて光が当たることで生じます。

 

毛穴の黒ずみのケア方法

毛穴の黒ずみは、多くの人が抱えやすい肌トラブルの1つです。毛穴の黒ずみを目立たなくし、明るく健康的な肌を目指すためにも、以下の5つのケア方法を心がけてみてください。

 

角質ケア

角質層は、肌の最も外側を形成する細胞の層です。人間の皮膚は、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぎ、体内の水分が蒸発するのを防ぐ重要なバリア機能を持っていますが、このバリアの主な構成要素が角質層です。

古い角質細胞が毛穴を塞ぐことで、毛穴の黒ずみやニキビの原因にもなり得ます。そのため、適切なスキンケアによって角質層の健康を保ち、適度な角質ケアを行うことが重要です。肌の表面に溜まった古い角質を適切に除去し、肌のターンオーバーを正常化させることで、毛穴の詰まりを防ぎ、黒ずみを減少させる効果が期待できます。

角質ケアでは、優しいピーリング剤や酵素を含む洗顔料を使用し、肌を穏やかにマッサージすることで、余分な角質を効果的に取り除くことが重要です。ただし、角質ケアを行う際には、肌を過剰に刺激しないよう注意が必要です。強い摩擦や刺激は肌を傷つけ、かえって皮脂の過剰分泌や炎症を引き起こし、毛穴の問題を悪化させる可能性があります。そのため、その後の保湿ケアを忘れずに行いましょう。

 

丁寧なクレンジング

毛穴の黒ずみを減少させるためには、丁寧なクレンジングが重要です。肌に優しいクレンジング剤を選び、メイクや日々の汚れをしっかりと落とすことがポイントです。適切なクレンジングによって、毛穴に詰まった皮脂や角質、外部からの汚れを効果的に取り除けます。その際、肌をこすりすぎないように注意し、指の腹を使って優しくマッサージするように洗顔するようにしましょう。また、洗顔後はすぐに保湿ケアを行い、肌の乾燥を防ぐことが重要です。乾燥は皮脂の過剰分泌を招き、毛穴の黒ずみの原因となります。

クレンジングは毎日のルーティンとして行うことが必須です。肌の清潔を保つことで、毛穴が詰まりにくくなり、黒ずみの発生を抑えることができます。

 

優しい洗顔

毛穴の黒ずみを軽減するには、優しい洗顔が効果的です。肌を刺激せずに余分な皮脂や汚れを取り除くことが大切になります。

強い摩擦や過剰な洗浄力は、肌の自然なバリアを破壊し、乾燥や敏感肌を引き起こす可能性があるため、避けるべきです。優しい洗顔料を選び、ぬるま湯を使って肌を濡らした後、洗顔料を肌に優しくなじませるように洗います。この時、指の腹を使用し、円を描くようにソフトにマッサージすることがポイントです。

洗顔後は、すぐに水分を拭き取り、化粧水・乳液などで肌を潤しましょう。保湿は、洗顔によって失われがちな肌の水分を補い、皮脂の過剰な分泌を防ぎます。

 

拭き取り化粧水の使用

拭き取り化粧水で、肌表面の古い角質や毛穴の詰まりを優しく取り除き、肌を清潔に保つことで、黒ずみの原因を減少させられます。拭き取り化粧水を使用する際には、まず清潔なコットンに適量を含ませ、肌を優しく拭き取るようにします。

拭き取り化粧水を使う際は、肌を強くこするのではなく、軽く押し当てるようにして汚れを吸着させることが重要です。拭き取り後の肌は、角質層の不要な物質を除去し、後に使用するスキンケア製品の浸透(※角質層まで)が向上するでしょう。また、拭き取り化粧水には肌を整える成分が含まれていることが多く、使用後は肌が柔らかく、明るい印象になることが期待できます。

肌の状態によっては過度の使用が刺激となる場合もあるため、肌の調子を見ながら週に数回の使用にとどめるなど、自分なりの使用方法を見つけてみてください。

 

保湿

肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下し、過剰な皮脂が分泌されることがあります。皮脂が毛穴に詰まり、空気に触れることで酸化し黒ずんで見えるようになります。保湿はこのような状態を防ぐために、肌に必要な水分と油分を補給し、肌のバリア機能をサポートします。

保湿ケアを行う際には、肌のタイプに合った保湿剤を選び、洗顔後の清潔な肌に塗ることが大切です。水分を肌に閉じ込めるために、化粧水で水分を補給した後、乳液やクリームで油分を補いましょう。

日中はUVカット効果のある保湿剤を使用し、夜は肌の再生を助ける成分が含まれた保湿クリームを塗るなど、時間帯に応じた保湿ケアを心がけると良いでしょう。

 

黒ずみを悪化させるかも?こんな毛穴ケアはNG!

毛穴ケアにおいて、正しい方法で行わなければ、かえって肌トラブルを引き起こすことがあります。以下のようなケアは、基本的にNGです。

・強い力で毛穴の角栓を押し出すこと

強い力で角栓を押し出すと、毛穴の周囲の皮膚が傷つき、炎症を引き起こすリスクがあります。

・クレンジングや洗顔時に肌をゴシゴシと強くこすること

クレンジングや洗顔で肌を強くこすると、必要な皮脂まで奪われ、乾燥や肌のバリア機能の低下を招くことになります。

・はがすタイプの毛穴パックの過度な使用

はがすタイプの毛穴パックも、角栓だけでなく肌に必要な角質層まで取り除いてしまうことがあり、肌の保護機能を低下させます。

これらの行為により、肌はさらに敏感になり、毛穴の目立ちや肌トラブルが悪化する可能性が高まるので注意が必要です。正しいケア方法を心がけ、肌の健康を守りながら美しい肌を目指しましょう。

 

毛穴の黒ずみケアには古い角質の除去と適度な保湿を

毛穴が詰まり黒ずむメカニズムは、皮脂の過剰分泌、角質の蓄積、外部からの汚れの積み重ねが主な原因です。

毛穴に詰まった皮脂や角質は、外部の空気に触れることで徐々に酸化し、その結果、黒ずんで見えるようになります。また、メイクの残りや空気中のちりなどの外部からの汚れも、毛穴の詰まりを悪化させる要因となります。

したがって、優しい洗顔で肌を清潔に保ち、定期的な角質ケアで古い角質を除去しましょう。保湿で肌のバリア機能を高めることも、毛穴の黒ずみを防ぐために重要です。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

経歴
・元大手美容クリニック大型院 院長
・サラクラアズクリニック 技術指導医
・AND美容外科心斎橋院 院長
・「サイ先生の糸リフト塾」 代表・講師

所属
・韓国美容外科医学会 (KAAS)
・日本美容外科学会 (JSAS)

アンチエイジング・たるみ治療のスペシャリスト。
特にミドル世代からの支持が厚くファンも多い。
得意施術の「糸リフト」は症例件数10,000件以上(西日本 1位)、ベストショットアワードなど数々の賞を受賞。複数の美容クリニックで院長・技術指導医・監修医を兼任する傍ら、糸リフト実践セミナー講師として全国の美容ドクターの技術指導に携わる。

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