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髪にツヤを出す方法8選!セルフケアで簡単にツヤ髪を目指すコツ

髪にツヤを出す方法8選!セルフケアで簡単にツヤ髪を目指すコツ

年代を問わず、ツヤのある髪は美しいものです。パサパサに傷んだ髪やボサボサの髪より、指通りのよいツヤツヤの髪のほうが、周囲にも好印象を与えます。しかし、どうすればツヤ髪になれるのかが分からず、悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

当記事では、髪にツヤが出ない原因を踏まえて、セルフケアで簡単に髪にツヤを出す方法を説明します。ヘアオイルなどを使ってツヤ感を出すこともできますが、普段のヘアケアに工夫を凝らせばツヤ髪を目指すことは可能です。サラサラツヤツヤの美髪になりたい人は、ぜひ参考にしてください。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

 

髪のツヤとは?

髪のツヤとは、キューティクルで反射した光から生まれるものです。髪は、内側からメデュラ・コルテックス・キューティクルの三層構造になっています。その中でも硬いうろこ状の膜が何枚も重なって髪表面を覆っているものがキューティクルです。

通常、キューティクルは内側に引き締まっており、外部刺激から髪を守ったり、髪内部から水分が蒸発したりするのを防ぐ役割を持っています。1枚1枚のキューティクルが整っていると毛流れが揃い、髪表面で綺麗に光が反射して艶やかに見えます。

 

髪にツヤが出ない原因

髪のキューティクルが剥がれたり髪内部に空洞が多くなったりすると、髪からツヤは失われます。枝毛や切れ毛、浮き毛、うねり毛は、ツヤツヤ髪から遠ざける一因です。キューティクルの剥がれや髪の空洞化が起きる原因には、下記が挙げられます。

  • タオルでゴシゴシと髪をこする
  • ドライヤーやヘアアイロンの熱でダメージを与える
  • カラー剤やパーマ剤など薬剤のダメージを受ける
  • ブラッシングやシャンプーで刺激を受ける
  • 加齢で髪質・毛質が変化して髪のハリが失われる

そのほかには、頭皮や髪のダメージ、加齢、乾燥などで髪がうねりやすくなることも、髪にツヤが出ない原因になります。キューティクルが傷んでいなくても、うねりやすいクセ毛は光がまっすぐに反射しないため、ツヤがないように見えてしまいます。

 

セルフケアで髪にツヤを出す方法8選

髪にツヤが出ない原因は多種多様です。しかし、日々のお手入れを見直すだけで、髪にツヤが蘇る可能性があります。ここからは、即効性のある美容方法や習慣化したい方法も含めて、セルフケアで髪にツヤを出す方法を8つ紹介します。

 

髪の状態に合わせてブラッシングする

髪が乾いているときは豚毛のブラシ、髪が濡れているときは目の粗いコームと、髪の状態に合わせて使用するヘアブラシは変えましょう。ブラッシングには、髪に付着した汚れを取り除いたり、開いたキューティクルを整えたりする役割があります。

しかし、キューティクルは摩擦に弱いため、ブラッシングで髪がこすれると傷つく恐れがあります。濡れた状態の髪は特にもろいため注意が必要です。そのため、ブラッシングの際はまず毛先からブラシを入れ、毛先の絡まりを優しくほどきましょう。ブラシが引っかかっても無理に通さず、指で優しくほどくのがポイントです。

毛先のもつれをほどいたら、髪の内側を上から下にとかし、次に外側を上から下にとかして毛流れを整えましょう。内側の汚れを落としてから外側をとかすほうが効率的です。髪をとかす際は、終始優しく動かすことを意識しましょう。

 

頭皮も含めてシャンプーで洗う

シャンプーは髪の毛だけでなく頭皮も一緒に洗うつもりで行いましょう。髪にツヤを出すためには、髪の土台となる頭皮環境を健康に保たなければなりません。

シャンプーをする際も、髪を濡らす前にブラッシングをして、まず汚れを落とします。その後、髪を持ち上げたり分けたりして、地肌をしっかりと濡らします。シャンプー液を手に取ったら泡立て、指の腹を使って頭皮を揉むイメージで洗いましょう。洗い残しがないよう、しっかりとそそぐことも忘れずに。

髪にツヤを出したいなら、アミノ酸系シャンプーやベタイン系シャンプー、ノンシリコンシャンプーがおすすめです。アミノ酸系やベタイン系は洗浄力が弱く、髪を労わりながらうるおいを補給できます。シリコンでコーティングしないノンシリコンシャンプーは有効成分が浸透しやすく、サラサラの仕上がりになります。髪質や悩みに合わせてシャンプーの配合成分にも着目してみてください。

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ツヤを与えるトリートメントを使う

補修成分を含むトリートメントを使うと、ダメージヘアをケアし、ツヤのある髪を目指すことができます。トリートメントは、お風呂でシャンプー後に使うインバストリートメントと、タオルドライ後に使うアウトバストリートメントの2種類があります。インバストリートメントは傷んだ毛髪の補修が、アウトバストリートメントは髪を摩擦や熱から守ることが主な目的です。

トリートメントを付ける際は、手のひらに取って均一に伸ばし、毛先からなじませていきましょう。基本的に頭皮に付ける必要はありませんが、頭皮ケアもできるトリートメントの場合は根元から髪全体に塗布してOKです。トリートメントの塗布後は目の粗いコームでとくと、ムラなくなじませることができます。

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タオルドライとドライヤーで乾かす

洗髪後はすぐに乾かさないとキューティクルが開きっぱなしになり、ダメージを受けやすくなります。お風呂から上がったら、すぐにタオルドライで髪の水分を拭き取りましょう。まずは頭にタオルを被せ、優しく揉み込むようにして髪の根元や頭皮の水分を吸収します。中間から毛先までは、タオルで髪を挟んでポンポンと優しく叩いていきます。タオルドライは2~3分程度で終わらせるのが理想なので、手早く行いましょう。

その後はドライヤーで髪を乾かします。乾きにくい根元から強温風を当て、全体の80%程度が乾いたら弱温風に切り替えます。その際、クセを付けるイメージで前髪や毛先を整えることがポイントです。ある程度ヘアスタイルができたら、冷風を当てて仕上げていきましょう。

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低温でストレートアイロンをする

ストレートアイロンで髪をまっすぐにすると、キューティクルの方向が一定になって髪にツヤが出ます。ストレートアイロンを使う際は、120~140℃の低温に設定しましょう。高温にするとヘアダメージにつながり、水分が蒸発してパサつきが悪化する恐れがあります。

また、ブラッシング後の髪をブロッキングし、毛束を少量ずつゆっくりと通すことが、ストレートアイロンでツヤを出すコツです。耳の当たりやハチ周りで上下に、耳上で左右に分けるなど、細かくブロックを分けて一束ずつ丁寧にストレートアイロンを通しましょう。

 

ヘアオイルなどでスタイリングする

ウェットなスタイリングにすることで、髪のツヤ感をアップすることが可能です。特にスタイリング前の乾いた髪に使うヘアオイルは、塗布後もオイルが乾かずウェットな質感が残ります。髪にまとまりが出てツヤのある仕上がりになるので、手軽にツヤを出したいときはスタイリング剤をウェットタイプのものに変えてみましょう。

ただし、ヘアオイルを過度に多く付けるのはべっとり感が出るのでNGです。毛先から最初に付けて、余った分を前髪や髪表面になじませるようにしましょう。すでに気に入っているスタイリング剤がある場合は、ツヤ出し効果のあるスプレーをプラスする方法もあります。

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髪にも紫外線対策をする

紫外線は肌だけでなく髪にも影響し、髪が日焼けするとキューティクルが剥がれてパサつきやすくなります。そのため、髪の紫外線対策も怠らないようにしましょう。外出時は髪専用の日焼け止めスプレーを使うと効果的です。数時間おきにスプレーし、紫外線防止効果を持続させましょう。

大きなつばのある帽子やUVカット機能のある日傘も有効です。紫外線は夏以外に冬や曇りの日にも降り注いでいるので、一年を通して髪が紫外線を浴びないよう対策を講じるようにしてください。

 

シルク素材の枕カバーを使う

就寝時に使う枕にシルク素材の枕カバーを付けると、髪と枕カバーが擦れることによる摩擦の髪ダメージを低減できます。寝返りの際、どうしても髪と枕との間に摩擦が生じます。その点、シルク素材はなめらかで摩擦が起きにくいので「朝起きたときに髪がボサボサ」という事態を避けることが可能です。

シルク素材の枕カバーには片面タイプと両面タイプの商品がありますが、すぐに洗濯できない場合でも裏返して使える両面タイプが便利です。枕と枕カバーのサイズが合っていないと寝心地が悪くなるので、きちんとサイズを確かめた上で購入しましょう。

 

適切なヘアケアで、憧れのツヤ髪へ

髪のツヤは、キューティクルに光が反射することで生まれます。しかし、摩擦や熱、薬剤などでダメージを受けるとキューティクルは剥がれ、水分や栄養分が流出して髪内部に空洞が生まれることで、髪のツヤは失われてしまいます。

髪のツヤを維持するためには、日頃から正しいヘアケアを実践することが大切です。ツヤがないと感じる場合は、ブラッシングやシャンプー、トリートメント、ドライヤーの方法を見直してみましょう。ヘアオイルやシルクの枕カバーなど、ツヤの出せるアイテムを活用することも効果的です。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

経歴
・元大手美容クリニック大型院 院長
・サラクラアズクリニック 技術指導医
・AND美容外科心斎橋院 院長
・「サイ先生の糸リフト塾」 代表・講師

所属
・韓国美容外科医学会 (KAAS)
・日本美容外科学会 (JSAS)

アンチエイジング・たるみ治療のスペシャリスト。
特にミドル世代からの支持が厚くファンも多い。
得意施術の「糸リフト」は症例件数10,000件以上(西日本 1位)、ベストショットアワードなど数々の賞を受賞。複数の美容クリニックで院長・技術指導医・監修医を兼任する傍ら、糸リフト実践セミナー講師として全国の美容ドクターの技術指導に携わる。