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【簡単】ほっぺの毛穴をなくす方法はある?毛穴改善のセルフケア方法

【簡単】ほっぺの毛穴をなくす方法はある?毛穴改善のセルフケア方法

鏡を見て「ほっぺの毛穴が際立つ…」と感じている人もいるでしょう。ほっぺの毛穴は、さまざまなことが原因で目立ち始めます。Tゾーンの毛穴とは異なるケアが必要になるので、いつも通りのセルフケアではほっぺの毛穴をなくすのは難しいかもしれません。

当記事では、ほっぺの毛穴が目立つ原因と、簡単にほっぺの毛穴をなくす美容方法を解説します。「毛穴のないつるつるの肌になりたい」「簡単に効果を実感できる対策が知りたい」という人は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. 【状態別】ほっぺの毛穴が目立つ原因
    1. ほっぺの毛穴がたるんでいる場合
    2. ほっぺの毛穴が開いている場合
    3. ほっぺの毛穴が黒ずんでいる場合
    4. ほっぺの毛穴周囲に黒ずみがある場合
  2. 簡単!ほっぺの毛穴を改善する方法
    1. たるみ毛穴:肌に十分なうるおいを与える
    2. 開き毛穴:水分と油分のバランスを保つケアをする
    3. 詰まり毛穴:毛穴を開いてから洗浄する
    4. メラニン毛穴:UVケア・美白ケアをする
  • ほっぺの毛穴が気になるときは、日々のスキンケアの見直しを

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

 

【状態別】ほっぺの毛穴が目立つ原因

ほっぺは顔の中で大部分を占めるため、注目されやすい場所です。ほっぺの毛穴が目に付く原因は、毛穴の状態によって異なります。まずは自分の毛穴の状態を見て、原因を特定しましょう。

 

ほっぺの毛穴がたるんでいる場合

ほっぺの毛穴がたるんで見える場合は、加齢や紫外線が主な原因です。肌は、年齢とともに、肌の弾力を保つ役割のあるコラーゲンやエラスチンが減少します。一般的には30代を過ぎるとコラーゲンやエラスチンの減少が始まり、肌の弾力も低下すると言われています。

また、紫外線もコラーゲンやエラスチンを減らす要因の一つです。肌の弾力が失われると、本来は丸い形の毛穴が重力によって縦長に下がり、楕円形や涙型になります。顔を上に向けたり肌を上に軽く持ち上げたりしたときに、毛穴が目立たなくなれば「たるみ毛穴」です。

たるみ毛穴とは?原因と対策方法について解説

 

ほっぺの毛穴が開いている場合

ほっぺの毛穴が開いている場合は、皮脂の過剰分泌が原因の可能性が高いです。皮脂は、皮脂腺から毛穴を通って肌表面に排出されます。肌に膜を張り、外部の刺激や乾燥から守ることが、皮脂の役割です。

しかし、皮脂が過剰に分泌されると、肌から出ようと毛穴を押し広げます。また、皮脂に出口をふさがれるために、古い角質が剥がれ落ちず、毛穴が詰まって閉じなくなるパターンもあります。毛穴がぽっかり開いているように見えたり、凹凸があると感じたりする場合は「開き毛穴」です。

 

ほっぺの毛穴が黒ずんでいる場合

ほっぺの毛穴が黒色に見える場合は、角栓が原因と考えられます。角栓とは、余分な皮脂と古い角質が混ざり合うことでできる塊です。できた当初は白っぽい色をしていますが、時間が経つと酸化して黒く変色します。

角栓ができる原因には、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌、肌の乾燥、メイク汚れの洗い残しなどが挙げられます。いちごの種のようなものが見えたり、ほっぺを触ってざらつきを覚えたりするなら「詰まり毛穴」です。

 

ほっぺの毛穴周囲に黒ずみがある場合

ほっぺの毛穴の中ではなく、毛穴の周りがリング状に黒ずんでいる場合は、摩擦や紫外線によるダメージが原因の可能性があります。肌が摩擦や紫外線によってダメージを受けると、メラニン生成に関係する細胞のメラノサイトが活性化します。

通常はメラニンが作られても、ターンオーバーによって排出されます。しかし、摩擦で肌が強く傷ついたり、紫外線による乾燥でターンオーバーが乱れたりすると、過剰に生成されたメラニン色素が毛穴周りに沈着します。毛穴をふちどるように黒ずみがある、ほっぺを触ってもざらつきがない場合は「メラニン毛穴」です。

 

簡単!ほっぺの毛穴を改善する方法

ほっぺの毛穴と一口に言ってもその原因はさまざまなので、原因に合わせたケアをしなければ、毛穴の改善につながりません。誤ったスキンケア方法では、肌質によっては毛穴トラブルが起こる可能性もあります。ここからは、毛穴の状態別の原因を踏まえて、簡単にほっぺの毛穴を改善する方法を説明します。

 

たるみ毛穴:肌に十分なうるおいを与える

たるみ毛穴は、加齢や紫外線によるコラーゲン・エラスチンの減少が影響するので、肌の弾力を補う必要があります。肌に十分なうるおいを与え、ハリが失われない毛穴ケアを取り入れましょう。

・保湿成分の入ったクレンジングや洗顔を使う

クレンジングや洗顔は洗浄力に注目しがちですが、毛穴のたるみをケアするなら保湿成分が含まれているかもチェックしましょう。洗浄成分として天然由来成分が入っているタイプであれば、優しく汚れを落とし、しっとりとした洗い上がりになります。

・保湿とハリのケアができるアイテムを選ぶ

ほっぺのたるみ毛穴を目立たなくするには、うるおいだけでなく、ハリもケアできるアイテムが理想です。化粧水や乳液などには、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの成分が多く含まれているものを選びましょう。

肌の保湿が大切な理由|正しい保湿方法

 

開き毛穴:水分と油分のバランスを保つケアをする

皮脂が過剰に分泌されると開き毛穴につながるので、皮脂バランスを適正にすることが求められます。肌がバリア機能を損なって皮脂の分泌量が増えないよう、スキンケアでは適度に汚れを落としつつ、肌の水分と油分のバランスを取ることが重要です。

・クレンジングや洗顔は優しく丁寧にする

毛穴の汚れを取ろうとクレンジングや洗顔で肌をゴシゴシとこすると、肌が傷ついてバリア機能が低下し、肌を守るために皮脂の分泌が促されます。また、不要な皮脂だけでなく、うるおいも除去してしまいます。クレンジング剤や洗顔料は優しく伸ばし、丁寧に洗うようにしましょう。

・保湿力のあるアイテムを使う

肌の乾燥も皮脂の過剰分泌につながる要因の一つです。肌の乾燥から守ろうと皮脂が分泌され、余分な皮脂が毛穴を広げます。洗顔後は、ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンなどの保湿成分が存分に含まれた基礎化粧品で肌にうるおいを補給しましょう。べたつきが気になっても、化粧水後に乳液やクリームを使用しないのはNGです。化粧水で肌に水分を与えた後は、乳液やクリームの油分で水分の蒸発を防ぎましょう。

 

詰まり毛穴:毛穴を開いてから洗浄する

詰まり毛穴や黒ずみ毛穴は角栓が原因なので、角栓を取り除くケアを行いましょう。角栓は硬く、無理に引き抜くと肌を傷めることにつながりかねません。ほっぺの毛穴を開いてから、角栓に効果的なアイテムで毛穴をスッキリと洗浄しましょう。

・洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開く

ほっぺの毛穴を開くには、クレンジングや洗顔の前に蒸しタオルで顔を温めると効果的です。タオルを42℃の熱いお湯に浸すか、濡らして固く絞ったタオルをビニール袋に折りたたんで入れて電子レンジで500W1分加熱し、蒸しタオルを作りましょう。15~20秒をかけて2~3回顔全体にタオルを押し当てると、毛穴が開いて角栓が柔らかくなります。

・酵素配合の洗顔料で洗う

蒸しタオルでほっぺの毛穴を開いたら、酵素成分の入った洗顔料で洗っていきます。酵素とは、皮脂やたんぱく質を分解する働きを持つ成分です。角栓の原因となる余分な皮脂や古い角質を洗い落とし、毛穴汚れをスッキリと除去する効果が期待できます。酵素入りの洗顔料を使うときも強くこすらず、クルクルと円を描くように洗うことを意識しましょう。

 

メラニン毛穴:UVケア・美白ケアをする

メラニン毛穴は、色素沈着の元となるメラニンの生成を防ぐことが肝心です。紫外線を防ぐほか、紫外線を浴びた後の肌をケアし、メラニンの付着を予防しましょう。

・紫外線対策を徹底する

メラニン毛穴の予防には、徹底した紫外線対策が不可欠です。紫外線は太陽の日差しが強い夏だけでなく、冬にも降り注いでいるため、雨や曇りの日も注意する必要があります。一年を通して日焼け止めを塗るなど、皮膚が紫外線ダメージを受けないようにしましょう。UVカット効果のある化粧下地やファンデーションも併用すると効果的です。

・美白化粧品を使う

夏のレジャーなど、日焼け止めを塗っていても紫外線の影響が気になる場合は、美白化粧品がおすすめです。美白化粧品には、メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ効果があります。ナイアシンアミドやトラネキサム酸、ビタミンC誘導体など、美白有効成分が含まれたものを選びましょう。

 

ほっぺの毛穴が気になるときは、日々のスキンケアの見直しを

ほっぺの毛穴が目立つ原因は、毛穴の状態によって異なります。たるみ毛穴は加齢や紫外線、開き毛穴は皮脂の過剰分泌、詰まり毛穴は角栓、メラニン毛穴は摩擦や紫外線ダメージが主な原因です。

ほっぺの毛穴を完全になくすことはできませんが、セルフケアで肌を引き締めたり洗浄したりすることで目立ちにくくなる可能性はあります。ほっぺの毛穴が目立ってきたら、日々のスキンケアを見直し、毛穴レスな毎日を目指しましょう。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

経歴
・元大手美容クリニック大型院 院長
・サラクラアズクリニック 技術指導医
・AND美容外科心斎橋院 院長
・「サイ先生の糸リフト塾」 代表・講師

所属
・韓国美容外科医学会 (KAAS)
・日本美容外科学会 (JSAS)

アンチエイジング・たるみ治療のスペシャリスト。
特にミドル世代からの支持が厚くファンも多い。
得意施術の「糸リフト」は症例件数10,000件以上(西日本 1位)、ベストショットアワードなど数々の賞を受賞。複数の美容クリニックで院長・技術指導医・監修医を兼任する傍ら、糸リフト実践セミナー講師として全国の美容ドクターの技術指導に携わる。