検索

朝のスキンケアの正しい方法・手順|夜とは違う?

朝のスキンケアの正しい方法・手順|夜とは違う?

美容に関心がある方や、日々のスキンケアを意識していきたいと思っている方の中には、朝の正しいスキンケアについて知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。

夜間の肌の回復期間を経て、肌は新しい細胞を再生させ、老廃物を排出します。朝にこれらを優しく洗い流すことで、肌は清潔な状態を保つことが可能です。また、朝のスキンケアは、紫外線や空気中のチリ、温度変化などの日中のダメージから肌を保護する役割もあります。

当記事では、朝のスキンケアの正しい方法や手順について解説します。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

 

朝のスキンケアの目的

朝のスキンケアは、健康的で艶やかな肌を保つために不可欠です。夜間の睡眠中には皮脂の分泌や、顔に付着したホコリやチリによる汚れが発生します。これらの汚れを適切に洗い流すことで、肌荒れを防ぎ、清潔な肌状態を保ちやすくなるでしょう。

さらに、朝のスキンケアは外的刺激から肌を守るバリアとしても機能します。紫外線や花粉などの外部からのダメージに対して、肌を保護し、損傷を最小限に抑えるためには、保湿や日焼け止めの使用が大切です。

 

夜のスキンケアとの違いは?

スキンケアは日々の美容と肌の健康維持に不可欠であり、朝と夜でその目的が異なります。

朝のスキンケアは、睡眠中に体から分泌される汗や皮脂を除去し、1日を通じて肌を外的刺激から守るための準備を行うことが主な目的です。

一方、夜のスキンケアは、日中に受けたダメージの回復と、肌の再生を促すことが目的です。メイクや日中に積み重なった汚れをしっかりと落とし、保湿や栄養補給を行うことで、肌を修復し再生させます。

朝と夜、それぞれのスキンケアは、肌の健康を維持し、美しさを保つために欠かせない手順であり、忙しい日々の中でもケアを怠らずに行うことが重要です。

 

朝のスキンケアの手順

続いて、朝のスキンケアの手順について各ポイントを解説します。自分が日々実践できているかも含めて、ぜひチェックしてみてください。

なお、以下では手順を分けて解説しますが、オールインワンは朝の時短にもおすすめです。

 

洗顔

洗顔は、1日の始まりにおいて肌をリフレッシュし、清潔な状態に整えるために欠かせないステップです。洗顔の主な目的は、睡眠中に肌表面に蓄積した皮脂や汗、そして死んだ肌細胞を優しく取り除くことにあります。

洗顔料を選ぶ際には、肌の自然なバリアを守りながら汚れを落とせる、肌に優しい成分のものを選ぶことが大切です。特に、強すぎる洗顔料を使用すると肌の必要な油分まで取り除いてしまい、乾燥や刺激の原因となり得るため、注意が必要です。

洗顔はぬるま湯を使い、洗顔料を肌に優しくマッサージするように塗布しましょう。その後はしっかりとすすぎ、肌を傷めないよう柔らかいタオルで軽く押さえるように水分を取ります。

 

ブースター、化粧水

ブースター(導入美容液)や化粧水は肌に必要な水分を補給し、外部環境によるダメージから肌を守るための基礎を作ります。ブースターは、肌の表面を整えて化粧水やその後に続くスキンケア製品の浸透(※角質層まで)を促進します。化粧水を使うことで、肌にうるおいを与えます。

化粧水を肌に塗る際は、手のひらやコットンに適量を取り、肌に優しく押し込むようにしてなじませましょう。朝の忙しい時間帯でも、化粧水をしっかりなじませることで、肌は1日中保護され、メイクのノリも良くなります。

 

美容液

美容液は高濃度の有効成分を含んでおり、保湿、美白、エイジングケアなど、特定の肌の問題にターゲットを絞って作用します。

美容液を使用する際は、化粧水で肌を整えた後、手のひらに数滴を取り、肌に優しくなじませます。この時、顔全体に均等に行き渡るように、軽くマッサージするような動きを加えることで、美容液の吸収をより促進できるでしょう。

また美容液を選ぶ際は、季節や肌の状態、肌質に合わせて選ぶことが大切です。例えば、夏は軽いテクスチャーのものを、冬はより保湿力の高いものを選ぶなど、季節に応じて適切な製品を使用することで、肌の健康を1年中保ちやすくなります。

 

乳液、クリーム

乳液やクリームは、肌表面に薄い保護膜を作り、外部環境の刺激から肌を守り、水分が逃げるのを防ぎます。また、肌を柔らかくし、滑らかにする効果もあり、メイクのノリを良くする助けとなります。

肌質にもよりますが、朝用の乳液やクリームを選ぶ際は、軽いテクスチャーのものを選び、肌に負担をかけずに済むようにするとよいでしょう。特に、日中は活動的なため、肌が呼吸しやすいように考慮することも大切です。さらに、紫外線を防御成分が含まれている製品を使用することで、紫外線から肌を守りながら保湿をすることができます。

乳液、クリームを塗る際は、化粧水、美容液で整えた肌に、適量の乳液やクリームを手に取り、顔全体に均等に伸ばします。この時、肌を優しく包み込むようにして、外側に向かって優しくなじませることがポイントです。

 

日焼け止め

朝のスキンケアの最終ステップとして、日焼け止めの使用が重要です。紫外線から肌を守ることを目的とし、将来的な肌ダメージや老化、紫外線による肌の色素沈着を予防します。日焼け止めは、化粧水、美容液、乳液やクリームを塗布した後に使用し、肌に直接紫外線が当たるのを防ぎます。

日焼け止めを塗る際は、顔だけでなく首や耳の後ろ、デコルテなど、日光にさらされる部分にも忘れずに塗るようにしましょう。また、均等に薄く伸ばし、適切な量を使用することや、数時間おきに塗り直すことで、効果的な紫外線防御が期待できます。

 

【肌タイプ別】朝のスキンケアのポイント

最後に、朝のスキンケアのポイントについて、肌タイプ別(乾燥肌、脂性肌、混合肌)に分けて詳しく解説します。朝のスキンケアにおいても、肌のタイプによって異なるケアが必要なので、ぜひ参考にしてください。

 

乾燥肌

乾燥肌の方にとって、朝のスキンケアは1日を通じて肌のうるおいを保持するための重要なステップです。乾燥肌は特に、水分の蒸発を防ぎ、肌のバリア機能を支えるケアが必要となります。

はじめに、肌のうるおいを保ちつつ汚れを落とすことができる、低刺激で保湿成分を含んだ洗顔料の使用が推奨されます。洗顔後は、肌に水分を与える化粧水でしっかりと保湿し、その後、肌のタイプや必要に応じた美容液や乳液で肌を柔らかくし、うるおいを閉じ込めることが重要です。

加えて、特に乾燥が気になる部分には、さらなる保湿のために、ワセリンやヘパリン類似物質などの成分が配合された製品を局所的に使用するとよいでしょう。

 

脂性肌

脂性肌の方の朝のスキンケアは、過剰な皮脂をコントロールしつつ、最低限の保湿も行うようにしましょう。肌を清潔に保つことは基本ですが、その際には肌を擦らずに優しく洗い、皮脂を落としすぎないように注意が必要です。

また、脂性肌でも保湿は重要です。保湿を怠ると肌は乾燥から守ろうとして余計に皮脂を分泌し、状態を悪化させる可能性があります。化粧水はさっぱりとしたタイプを選び、その後は軽い乳液やジェルタイプの保湿剤を使用して、肌に必要な水分を補給します。重たいクリームやオイルは避け、肌にべたつきを感じさせない製品を選ぶことが重要です。

さらに、皮脂の過剰分泌を抑える成分を含んだスキンケア製品を取り入れることで、肌の状態を改善しやすくなります。ビタミンCやビタミンB6などの成分が配合された製品を選ぶと、皮脂のコントロールに役立ちます。

 

混合肌

混合肌は、乾燥している部分と脂性の部分が共存しており、それぞれに適切なケアを施す必要があります。まず、洗顔では優しい洗浄力のある製品を使用し、皮脂が多いTゾーンは丁寧に、乾燥する頬や目の周りなどのUゾーンは優しく洗い上げます。

洗顔後の保湿は、水分をしっかりと補給する化粧水で顔全体をケアしましょう。乾燥部分には保湿力の高い乳液やクリームを、脂性部分には軽いテクスチャーの乳液やジェルを使用することで、肌全体の水分と油分のバランスを整えます。

混合肌のケアで大切なのは、乾燥部分を過度に乾燥させず、脂性部分には余分な油分を与えすぎないことです。また、一部分だけに集中するのではなく、肌全体のバリア機能を考慮したケアを心がけることが重要です。例えば、乳液やクリームはUゾーンから塗り始め、Tゾーンには余った分を軽く塗るなど、部位に応じた量の調整がおすすめです。

 

朝のスキンケアは正しい手順で行うことが大切

朝のスキンケアは、1日の始まりに肌を清潔にし、外部の刺激から保護する役割があります。優しい洗顔で夜間に蓄積した皮脂や汚れを落とし、化粧水・美容液・乳液などを使用したのち、日焼け止めで紫外線から肌を守ります。

一方、夜のスキンケアは、日中受けた肌へのダメージを修復し、再生を促すケアを行いましょう。夜は、メイクや日中の汚れをしっかりと落とし、保湿成分が豊富な美容液やクリームを使って肌にしっかりとうるおいを届け、肌の回復をサポートします。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

経歴
・元大手美容クリニック大型院 院長
・サラクラアズクリニック 技術指導医
・AND美容外科心斎橋院 院長
・「サイ先生の糸リフト塾」 代表・講師

所属
・韓国美容外科医学会 (KAAS)
・日本美容外科学会 (JSAS)

アンチエイジング・たるみ治療のスペシャリスト。
特にミドル世代からの支持が厚くファンも多い。
得意施術の「糸リフト」は症例件数10,000件以上(西日本 1位)、ベストショットアワードなど数々の賞を受賞。複数の美容クリニックで院長・技術指導医・監修医を兼任する傍ら、糸リフト実践セミナー講師として全国の美容ドクターの技術指導に携わる。

  • 通常3日程度でお届け

    通常3日程度で
    お届け

  • 15日以内返品OK

    15日以内
    返品OK

  • 5,500円税抜以上送料無料

    5,500円税込
    以上
    送料無料

  • 定期お届けコースならいつでもお得

    定期お届けコースなら
    いつでもお得