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ボサボサ髪の原因と直し方!スタイリングのコツ・正しいヘアケアも

ボサボサ髪の原因と直し方!スタイリングのコツ・正しいヘアケアも

広がったりうねったりして、なかなかまとまらないボサボサ髪は女性に多い悩みの一つです。ヘアスタイルが決まらないことにストレスを感じる人も多いでしょう。ボサボサ髪は、ヘアケアアイテムを駆使することで、美しいサラサラ髪に変えることが可能です。

当記事では、頑固なボサボサ髪に悩んでいる人に向けて、ボサボサ髪になる原因と直し方、サラサラ髪に導く正しいヘアケア方法を解説します。ヘアセットやヘアアレンジ次第でボサボサ髪は上手に抑えられますが、髪質改善につながる根本的な解決方法も知っておきましょう。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

 

ボサボサ髪になる原因とは?

髪がボサボサになる原因には、乾燥や加齢、髪ダメージなどが考えられます。特定の要因だけでなく、複数の要素が絡み合ってボサボサ髪になっているケースもあります。

髪の乾燥 梅雨の時期など、大気中の湿気や水気を毛髪が吸収することで膨らみ、広がりやうねりを引き起こす
髪の水分保持力の低下 年齢とともに水になじまないたんぱく質が増えて毛髪の水分保持力が下がり、髪のうねりが起こる
頭皮の毛穴の歪み 加齢とともに頭皮の筋膜が衰えてたるむことで毛穴が楕円形になり、うねりの出やすい髪が生える
頭皮環境の悪化 頭皮環境が整っていないために健康な髪が生えず、広がりやすくうねりやすい髪になる
髪のダメージ ヘアダメージによってキューティクルの剥がれや髪内部の空洞化が起こり、髪にうねりが出る
ホルモンバランスの乱れ 年齢や出産、過度なダイエットなどでホルモンバランスが変わり、髪のハリやコシが失われる

 

ボサボサ髪の直し方

朝の忙しい時間にボサボサ髪を直すことができず、ヘアゴムなどでサッとまとめ髪にする人もいるのではないでしょうか。ヘアケアアイテムやスタイリング剤を上手に活用すれば、ボサボサ髪を簡単に直すことが可能です。ここからは、朝起きたときの髪のボサボサを直すスタイリングの方法を紹介します。

 

ドライヤーで丁寧にブローする

<手順>

1 髪の上部分を取ってクリップなどで挟み、ブロッキングする
2 残った髪を指で挟むかブローブラシを通して根元の向きを揃え、左右に引っ張りながらドライヤーの風を当てる
3 髪の下部分のブローができたら、クリップなどで挟んでいた髪をおろし、髪の上部分も同様に引っ張りながらブローする
4 根元から毛先に向かって、ドライヤーの冷風を当てる

ダメージヘアが気になる場合は、ドライヤーを使う前にアウトバストリートメントを付けましょう。アウトバストリートメントとは、洗い流さないタイプのトリートメントで、熱から髪を保護する役割があります。トリートメントを手に伸ばしたら、中間から毛先にかけてなじませてください。

ブローをするときは、左右交互に引っ張りながら根元の向きを揃えることを意識しましょう。

 

ストレートアイロンで伸ばす

<手順>

1 アイロン用のアウトバストリートメントなどを髪の中間から毛先にかけてなじませる
2 ハチを境に、ハチ上と表面の毛束を取るイメージで髪を上下にブロッキングする
3 残った髪の毛束を少量ずつ取り、根元からサッとストレートアイロンを通す
4 ブロッキングしていた髪をおろし、ハチ上と表面も同様にストレートアイロンで伸ばす

ストレートアイロンで伸ばすときは、温度を120~160℃に設定しましょう。高温すぎると髪のキューティクルが傷んでしまいます。髪が濡れている状態は特にキューティクルを破壊するリスクが高いので、必ず乾いた髪にストレートアイロンを使うようにしてください。

また、多くの毛量をプレートで挟むのではなく、きちんとブロッキングしてから5~6cm程度を目安に少量ずつ伸ばすことがコツです。時間をかけず、サッと熱を通すことを心がけましょう。

 

カールアイロンで巻く

<手順>

1 アイロン用のアウトバストリートメントなどを髪の中間から毛先にかけてなじませる
2 毛束を取ったら毛先を手で持って押さえ、その表面にカールアイロンを滑らせる
3 ハチを境に上下に髪をブロッキングしたら、下段の髪を外巻きにする
4 ブロッキングしていた髪をおろし、上段の髪を内巻きにする
5 熱が冷めたら、手ぐしで揺らしたり毛束をさいたりしてカールをほぐす

髪が濡れている状態でカールアイロンを使ってもクセが付きにくく、ヘアスタイルが長持ちしないので、アイロン用のスタイリング剤を使ったら少し時間を置くようにしましょう。

また、カールアイロンに巻き付ける毛量が多いと熱がしっかりと届きません。カールアイロンの直径を目安に毛束を取り、少量ずつ巻くようにしましょう。

 

ヒートブラシでとく

<手順>

1 スイッチを入れる前にヒートブラシで髪の外側と内側をブラッシングし、絡まりをほどく
2 ハチを境に、ハチ上と表面の髪を上下にブロッキングする
3 内側の毛束を持ち、ヒートブラシで根元を上から押さえながらコーミングする
4 中間まで来たらヒートブラシを髪の内側から当てて、毛先を大きな内巻きにする
5 ブロッキングしていた髪をおろし、髪の内側から弧を描くようにヒートブラシを通す
6 髪の表面も同様にヒートブラシで押さえながらコーミングする

ヒートブラシは、ヘアアイロンのような電熱を内蔵したブラシです。ブラシを通すだけでスタイリングができるので、ブローが苦手な人やアイロンがうまく使えない人におすすめです。

一束の量は5cm程度を目安にし、ヒートブラシを持っていないほうの手で毛先を軽く引っ張りながらブラッシングすると、クセを伸ばすことができます。

 

スタイリング剤を使う

<手順>

1 ティースプーン1杯ほどのヘアクリームを手に取り、両手に広げる
2 根元から中間にかけて、手ぐしでときながらヘアクリームをなじませる
3 髪全体にヘアクリームがなじんだら、首のあたりで毛束を握り、毛先を外にはねさせる
4 頭頂部の浮き毛が気になる場合は、マスカラ型やスティック型のスタイリング剤を表面に塗る

ショートヘアやミディアムヘアでボサボサ髪に悩んでいる場合は、スタイリング剤で首のあたりにくびれを作るヘアスタイルがおすすめです。ヘアクリームは髪内部まで成分が浸透しやすく、しっとりとした仕上がりになります。

ロングヘアの場合は、ヘアオイルやヘアミルクを全体になじませてから、団子ヘアやポニーテールなどのアップヘアにしてもよいでしょう。ボリュームやクセ毛、寝癖を生かしたおしゃれヘアにできます。

 

ボサボサ髪を解消するヘアケア方法

朝のスタイリングを工夫すればボサボサ髪は直せますが、「そもそも髪をボサボサにしたくない」という人もいるでしょう。ボサボサ髪を解消するには、日々のヘアケアも見直すことが大切です。最後に、ボサボサ髪を改善するヘアケア方法を説明します。

 

うるおいを与えてくれるシャンプーを選ぶ

ボサボサ髪に困っている場合は、アミノ酸系シャンプーやベタイン系シャンプーを使ってみましょう。アミノ酸系やベタイン系は、穏やかな洗浄力と保湿力が特徴です。髪を労わりながらうるおいを与えられるので、しっとりとまとまりやすい髪になります。

また、頭皮の乾燥を防ぎ、頭皮環境を整える効果も期待できます。刺激が気になる敏感肌の場合は、ノンシリコンや無添加の商品を選ぶとよいでしょう。

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インバス・アウトバスのトリートメントを使う

ボサボサ髪がひどいときは、インバストリートメントとアウトバストリートメントを併用し、髪の内側と外側の両方からうるおいを与えましょう。「どちらか片方でも十分」と思う人は多いですが、トリートメントの種類によって効果が違うので、ボサボサ髪を改善するなら併用するほうが効果的です。

インバストリートメントで髪の内側に栄養補給した後、アウトバストリートメントで手触りをよくすれば、サラサラ髪を目指せます。

トリートメントの正しい使い方!効果を高める付け方のコツとは

 

頭皮ケアで頭皮環境を整える

ボサボサ髪を改善するには、頭皮の健康を保つ頭皮ケアが欠かせません。シャンプーを正しく行って汚れを洗浄するだけでなく、頭皮マッサージも取り入れて頭皮の血行を促進しましょう。

血行不良によって頭皮が硬くなるとヘアサイクルが乱れ、髪質以外に白髪や薄毛などのトラブルが起こる恐れがあります。前頭部や側頭部、後頭部など、手指を使って頭皮を揉みほぐすことを習慣化しましょう。

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正しいヘアケアで、ボサボサ髪をサラサラ髪に

ボサボサ髪になる原因には、毛髪の乾燥やダメージ、頭皮環境の悪化などが挙げられます。髪のキューティクルが剥がれて髪内部の水分が蒸発すると、うねりや広がりが出やすくなります。また、頭皮環境が整っていないと健やかな髪を育むことはできません。

ドライヤーやアイロンなどを使用したスタイリング方法でボサボサ髪を直すことはできますが、根本的な解決を目指すならヘアケアの見直しが必須です。うるおいを与えるシャンプーやインバス・アウトバストリートメントを使い、頭皮マッサージなどのスカルプケアも取り入れて、ボサボサ髪をサラサラのツヤのある美髪へ導きましょう。

記事の監修者

崔 煌植

崔 煌植 医師

美容外科・皮膚科医

経歴
・元大手美容クリニック大型院 院長
・サラクラアズクリニック 技術指導医
・AND美容外科心斎橋院 院長
・「サイ先生の糸リフト塾」 代表・講師

所属
・韓国美容外科医学会 (KAAS)
・日本美容外科学会 (JSAS)

アンチエイジング・たるみ治療のスペシャリスト。
特にミドル世代からの支持が厚くファンも多い。
得意施術の「糸リフト」は症例件数10,000件以上(西日本 1位)、ベストショットアワードなど数々の賞を受賞。複数の美容クリニックで院長・技術指導医・監修医を兼任する傍ら、糸リフト実践セミナー講師として全国の美容ドクターの技術指導に携わる。